Happy Together

タグ:しつけ

これまでのお話・・・

しつけとシーザー・ミラン①

しつけとシーザー・ミラン②


犬関連の本でおすすめの一冊は、と聞かれたら、迷わず
シーザー・ミランの「あなたの犬は幸せですか」 をあげます。

シーザーの本を読み、イギーの問題行動の原因は生活環境
(=私)にあると気づきました。

問題行動が激しかった当時、私はとても忙しく、イギーの
平日留守番時間は、だいたい最低13時間以上

当然、平日の散歩はほとんどなく、休日は飼い主も日頃の疲れから
アクティブになれず・・・。散歩はいつも短時間でした。

いま考えてみたら、ストレスたまりまくりで十分に発散することも
できなかった(させてもらえなかった)イギーに、しつけという名の
さらなるストレスを与えていた気がします。

そりゃ、イギーからしたら「ええ加減にせぇよ!」ってなるよね。

「あたちの話も聞いて」
DSCF1106


















で、時間がないけどイギーに負荷をかけた散歩をさせたい、と
考えたとき、そこに「自転車」があったんです。

そもそも、シーザーの本に、朝起きて散歩に行く時間がなければ、
トレッド・ミル(日本でいうルームランナー)を走らせて犬をくたくた
に疲れさせなさい、みたいな箇所があって。

でも、ルームランナーはちょっと、と(笑)


正直、最初は、恐る恐るでしたよ
100m位の直線距離を、試しに自転車で走らせてみたら、驚き
の走りを見せたんですよ。結構なスピードで!

で、コレはいけるんじゃないかと(笑)

もちろん、飼い主も意識改革。
出来る限り時間を作って、散歩にいきました。
どんなに忙しくても、どんなに短い時間でも、毎日イギーを走らせました。


話、脱線しますが、この前、代々木公園で自転車ランニングする
2匹のチワワを見てびっくりしました。

チワワもあんなに走れるんだって

ドッグランで走ってるのは見たことはあるけど、あれとは全然
レベルが違う

距離はどれくらい走るのかしりませんが、めっちゃ早かったです(笑)


THE 連結・・・ チワワにつきまとわれるイギー。
DSCF1111


















イギーに話を戻しますと、
その後、本格的に自転車ランニングをはじめました。

数分位からはじめて、徐々に時間を延ばして。
無理をさせずゆっくりと。

でも、エネルギーが有り余っていたイギーは、すぐに慣れましたね。
代々木公園まで走って(3km位?)行ったりとか。

DSCF2090


















3歳位から走り始めたイギーですが、5、6歳の頃が一番走った。
それはもう、距離・スピードともにすごかったです。

当時はブログとかつけてなかったから(後悔)、いつぐらいから変化が
表れたのか明確ではありませんが。わりとすぐに効果を実感した気がする。
疲れてるから、反抗するエネルギーもイギーには残ってなかったんだと思う。

怒り方とか甘やかし方とか、いろいろやり方を変えたこともありますが、
何と言っても、犬との暮らしでは、「運動」が最重要事項だと身をもって
知りました


もし今、愛犬との関係が上手くいかなくて悩んでいたりしたら、
(涼しくなってから!)ぜひ、走らせてみてください

プールで泳ぐとかフリスビーとか、何でもいいと思います。
思いっきり、運動させてみてください。

その子たち一人ひとりにあった運動量があると思いますので、最初から
無理はさせないでくださいね。

イギーは7歳のとき、原因不明の高熱が出たのを機に(手作り食にする
きっかけになりました)、年齢のことを考え、少し運動の量を落としましたが、
まだまだ元気に走ってます

早く夏があけて涼しくならないかなぁ。。
この時期、体力、筋力が落ちるのが心配ですね。

ここで、「あなたの犬は幸せですか」から、私の好きな文章を。

「動物は美しいほどに単純です。彼らの生活を複雑にしているのはわたしたち
人間なのです。動物が本来の姿でいることを許さず、彼らの言葉を理解せず、
あるいは話してみようともせず、自然が彼らに持たせようとしていたものを
与えすらしない。
                    
動物たちはどんなときでも、みな現在を生きているということを知っておかねば
なりません。これは彼らが思い出を持たないという意味ではありません。
ただ、過去も未来も気にしないのです。」 (ココまで)


「今」を生きる犬たちです。私たち人間の選択により、お互いの未来は、
いかようにも変化するのです。もちろん、いまより良い方向に!
昨日までの「過去」など、犬にとっては関係ありません。だから、何歳からでも
しつけは可能なのです。
DSCF2417


















チャイムがなれば吠えるし、飛びつきもある・・・。

でも、私はコレは許容範囲のうちと考えてます。

自分(イギー)の命を危うくしないこと、他人(犬)に迷惑をかけないこと、
しつけについては、いつでもこの二つが基盤です。

でも、犬との暮らしは、一生「しつけ」ですね~。

イギーのしつけについて。前回の続きです。
しつけとシーザー・ミラン①

まず、世界一有名な、犬を訓練しないドッグトレーナー、
シーザー・ミランについて。

記事にリンクOKということなので、どうぞ。

いつも(勝手に)お世話になっております、ブログ dog actually です。
green dog でもよく買い物してるよ♪ 
シーザー・ミラン流とは何なのか?


暴君であったあの頃のイギーは、圧倒的に運動不足。体力がありません
でした。(遠い目・・・

今でこそ、飼い主が運動量を調整しているとはいえ、自転車で1~2kmを
「余裕で」走るイギーですが、問題児の頃と言えば・・・。

現在の超軽量イギー、8歳。


歩きの散歩で1時間もたない。疲れて動かなくなる→だっこして帰る
とまぁ、こんな感じ。

で、当時の私もフレブルって、こういうもんだって思ってました。
だって私がそれまで持ってたフレブル情報って・・・。

・運動は短時間でOK(持久力ないから。むしろ、あまり激しいのダメ)
・運動量必要ないから、ご年配の方でも飼える
・めったに吠えない(笑)
・体臭があまりない、手入れ楽

とかね。だって私が持ってる「フレブルのなんたら~」って本に書いてますもん。
今となっては、なんやそれって


で、イギーとの関係に悩んでいたころ、いろいろ試しました。

CIMG2292



















「○○流しつけ」とかいう情報商材買って実践してみたり・・・。
(犬が悪いことしたら、リードを瞬時に激しく引いてショックを与えるやり方とか)

でも、なんか、しっくりこない。イギーもびびって、おどおどして見える。
状況改善しない・・・

そんなとき、シーザーの「あなたの犬は幸せですが?」を読んだわけです。

本のなかで、シーザーが運営するドッグセンターでの暮らしが紹介されていて。
いろんな犬がいて、それこそ殺処分手前の犬も多いんですが。
早朝から夕方まで、休みやすみ、中程度~激しい運動を毎日やるわけです。
シーザーがリーダーで、センターで暮らす犬の群れがそれに従って。

そしたら、その中に、パイドのスカーレットって女の子がいて。
めっちゃ走ってるわけです。

ピットブルやワイマラナー、ジャーマン・シェパードやその他の中~大型犬と
一緒に走るその姿がのってるんです。びっくりしました。

余談ですが、このフレブルのスカーレットちゃんは、シーザーの超お気に入り。

同居うさぎの目ん玉をえぐり出したり、先住ちわわの脚を噛み千切ったりして、
飼い主が飼育放棄し、シーザーが引き取った犬です。
そういうエピソードからも、シーザーに親近感を覚えたのかもしれませんね。


で、この本を読んで、フレブル走ってるやん、と。
運動・規律・愛情、、、

運動一番ってシーザー言ってるやん、って。
もしかして、イギー運動足りてない?!

そして、ここからイギーのスーパーフレブルへの道が開かれていくわけなのです。

次回に続く。

今でこそ日々の暮らしで、大人の女になったイギーをほとんど(本気で)
怒ることはありません。

しかし、その昔のイギーと言えば・・・、THE 問題児。
ひとり愚連隊だったわけです。

 「はああああぁぁあぁ??聞いてまへんなぁ、んなこと」
0819_room
























内弁慶で他人様をこそ噛むことはないものの、反抗的で、当時のパートナーに
よく噛みついていました(汗) 傷が残るほど、手に噛みついたことさえありました。

思い起こせばイギー3歳頃。
あーだこーだ、「しつけ」を実践していたあの頃は、よく噛まれてた元彼さん。

これは、元彼さんは「しつけ」に熱心で、私が甘あまだったことが原因と
思われます。だって、私自身、親に「蝶よ花よ」と育てられたわけですから(爆)

あの頃、わがままで卑屈で凶暴だったイギー。
物もよく破壊しました。

100円ライター、大切にしてた私の本、大好きな私の洋服(ビリビリ)、
私の携帯(2台!)、私の会社の入館カード(始末書提出)・・・
あぁ、私のものばっかり!!

もっともっとあります。命にかかわったかもしれないものも・・・。

お留守番が長くて(平日13時間位)、日々のストレスもあったんだと思います。

劇的な変化を遂げたのは
シーザー・ミランの「あなたの犬は幸せですか」を読んでから。


運動→ 規律→ 愛情

犬のしつけはこの「順番」で
たいがい、問題犬の多くは、飼い主の(間違った)愛情だけが一番にきて、
他の二つが全くない、またはとても少ない状況にあります。
(当時の私です、まさに)

待てとか来いとか、お座りとか・・・。
そんなこと覚えさせるのが「しつけ」ではないわけです。

まずは何よりも運動。

くたくたに疲れさせるまで運動させれば、従順になりしつけも入りやすくなります。
難しいですが、愛情も適切な場面で与えなければ、逆効果なんですよ。
勘違いした犬を増長させるだけ、とゆーか。
(当時の私です、まさに


~次回につづく~


飼い主を見失い、彷徨う犬。ドッグランにて。
DSCF1107


















フレンチブルドックひろば

このページのトップヘ